犬は、しっぽの動きで気持ちを表現しています。
飼い主さんが近づくとブンブン尻尾をふって嬉しそうにしたり、怖いときは両脚のあいだにしっぽを入れて怯えたりします。
こういったように、しっぽには犬が発信するメッセージがたくさんあります。
言葉が通じない分、愛犬のしっぽを見て愛犬が伝えようとしてる気持ちを読み取りましょう!
この記事ではしっぽの振りかたでわかる、いぬの気持ちをご紹介していきますので愛犬とのスキンシップの参考にしてください。
そもそもなぜ尻尾をふるの?
尻尾をふる理由犬が尻尾をふる理由は、テンションがあがって興奮しているからです。
楽しい! 嬉しい! 威嚇!などの感情が高まるとしっぽの動きに現れ、テンションが高くなるとさらに激しく尻尾を揺らします。
そのため、しっぽを振っているときは「嬉しい!」だけではないということです。
このことから、しっぽフリフリは「興奮」のバロメーターとしてとらえるようにしましょう。
タイトル犬の感情はしっぽの位置によっても読み取ることができます。
- 低い位置にあるときは、穏やかな状態
- 高い位置にあるときは、警戒や自信満々の状態
このように、尻尾の動きと位置を合わせ見ることで犬の感情がよりわかりやすくなります。
しっぽの動きでわかる犬の感情
犬のしっぽの表現で伝えたいことは変わってきます。
愛犬が何をおもっているのか、しっぽの動きを注目してみましょう。
愛情と歓迎飼い主さん大好き!
飼い主さんに最大限の愛情と敬意を表しています。
飼い主さんが帰宅したときに、しっぽを振りながらお出迎えするときによく見られます。
また子犬が母犬に甘える時も、同じようなしっぽの振り方をします。
興奮MAXテンションマックス!
かなり興奮している状態です。
速度やふり幅が大きいほど興奮している度合いが強いです。
その場のシチュエーションを見て感情を判断してあげましょう。
嬉しい場合は、なでたりしてあげるととても喜びます。
警戒遠くに何かある!
目線の先にいる対象に対して警戒して何かが気になっている状態。
お散歩中に突然しっぽをピーンと伸ばして立ち止まった時は、
何かが気になっている状態を意味しています。
自信・誇示自分の方が強いんだぞ!
自分の優位性を表すときに見られます。
自分の思いどうりになることを期待している表れでもあり、強気な性格の犬に多い傾向があります。
威嚇・臨戦態勢ケンカする気ならやるぞ!
目線の先にいる対象に対して攻撃する気持ちがあることを示します。
お散歩中に正面から知らない犬が歩いてきた時などによく見られます。
不快感嫌な気持ちがするよ
犬の口元はしっかり閉じて沈んだような顔をしていることが多いです。散歩に行けなかった時や雨の日などはしっぽが下がったりします。
尻尾が下がる=嫌な気持ちというのがわかると、犬の嫌な事を回避するためのヒントになります。
恐怖心・服従こわいよ~ 許してください
恐怖心がある状態です。また犬同士では降参の意味もあるようです。
犬をしかると、しっぽがしゅんとなり、おなかを見せる場合も降参のサインです。
心配・不安不安だよ~
飼い主さんの愛情不足による不安やストレスからくる場合があるようです。
頻繁にある場合はスキンシップをはかるなど、犬に愛情を伝えてあげましょう。
他にもある、犬のストレスサイン
犬がストレスを感じているときは、しっぽを追いかける行動だけがそのサインではありません。
犬が発するストレスサインとしてよく言われているのが
- 体をなめる
- 呼吸が荒い
- 震えている
- あくびをする
- 同じ場所をうろうろする
- 下痢をする
こういった症状があれば、犬がストレスを感じているサインです。
体をなめるのは問題なさそうにみえますが、犬の自傷行為なので注意が必要です。
まとめ
以上が犬のしっぽの動きでみる、気持ち表現でした。
しっぽを振っているときはすべて「嬉しい!」ということだけではないということです。
愛犬は言葉が話せないかわりに、しっぽの振り方や体を使って全力投球でメッセージを発信してくれています。
私たちはそれを見て、できる限り理解してあげることで家族としてより大きな絆が生まれることでしょう。
しぐさでわかるイヌ語大百科 カーミング・シグナルとボディ・ランゲージでイヌの本音が丸わかり!
犬の本音を読み取ることができれば、彼らの心理状態やストレスの具合もわかり、愛犬とのいい関係を築けます。
愛犬は家族、ずっとそばにいるからこそ手にとっておきたい一冊です。