犬の年齢8歳、9歳は人間でいうと何歳?老化を予兆する5つのサイン

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愛犬の年齢って人間に例えると何歳なんだろう?

と疑問におもったことがありませんか?

犬の年齢は8歳~9歳ごろからシニア犬の仲間入りといわれています。
なぜなら犬は、1年で人間の4倍も歳をとるため、人間よりも老化がはやいためです。

また、小型犬、中型犬、大型犬によっても歳のとりかたは変わってきます。
そこで今回は犬の年齢や老化の兆候についてまとめたので、さらに詳しい内容を見ていきましょう。

犬の年齢8歳は人間に例えると何歳?老化はいつから?

まず、犬の年齢についてみてみましょう。

タイトル

犬の年齢の8歳は、人間に例えると48~56歳にあたります。

犬の年齢の9歳は、人間に例えると52~60歳にあたります。

どうしてこんなに幅があるかというと、小型犬、中型犬、大型犬など、犬のサイズによって年齢が違うからです。

下の表は、種類別の年齢早見表です。

表年齢早見表
小型犬中型犬大型犬
1ヶ月~0~2歳0~2歳0~2歳
3ヶ月~3~5歳3~5歳3~5歳
6ヶ月~6~14歳6~14歳6~14歳
1歳15歳15歳15歳
2歳24歳24歳24歳
3歳28歳28歳28歳
4歳32歳34歳36歳
5歳36歳38歳42歳
6歳40歳43歳47歳
7歳44歳48歳52歳
8歳48歳52歳56歳
9歳52歳56歳60歳
10歳56歳60歳64歳
11歳60歳65歳71歳
12歳64歳70歳78歳
13歳68歳74歳82歳
14歳72歳79歳88歳
15歳76歳84歳94歳
20歳96歳106歳120歳

犬は生まれて6ヵ月で、人間の9~10歳にあたるほど発達しています。
それ以降は、一年に人間の4歳分の歳を取ります。

犬の場合は、歳をとるのがはやいため、大体8歳頃から老化のサインが現れ始める子が多いようです。

それでは、8歳ごろからみられる老化を予兆するサインとはどんなものなのでしょうか?
詳しくみていきましょう。

老化を予兆する5つのサイン

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犬の老化を予兆する主なサインとして次の5つが挙げられます。

1.食欲不振または食欲旺盛になる

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8歳ぐらいになると、胃酸などの分泌量が徐々に減ってきます。
そのため、胃腸の活動にムラがでてしまい、食欲のある日や、食欲がない日が出てくることがあります。

またこの年齢になると味覚や嗅覚も衰え始めるので、味の好みが変わりごはんが美味しくないと感じることから、食べムラの原因になるようです。

対策は?食べムラが出てきたときは、ウェットフードに変えてあげるのがよいでしょう。
ウェットフードは、カリカリタイプよりも風味がよいので食いつきがよくなります。

そして柔らかく消化にもよいため、胃に負担がかかりません。
その結果、消化もスムーズになり食欲も出始め健康維持につながります。

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2.散歩の時間が短い

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「子犬の時はあんなに元気だったのに…」と思ってしまうほど、犬は年をとると散歩の時間が短くなります。
長時間の散歩は老犬にとって想像以上の負担になっていることを覚えておきましょう。

また、お散歩コースに階段などの段差が含まれている場合は、老化の出始めたシニア犬にはつらいかもしれません。
そのため、段差のないお散歩コースに変更してあげましょう。

そして、首輪は胴体につけるハーネスがオススメです。
老化が始まると首にも負担がかかりやすいので、首を痛めてしまいがちです。

そのため、ハーネスを使用した方が負担も少なくてすむのでできれば変えてあげたよいでしょう。


3.睡眠時間の増加

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睡眠時間が増えたということは、体力の低下を意味しています。
疲れが取れなくて寝ている時間が増えているということですね。

夜だけでなく昼間も寝ている事が多くなった場合は老化の兆候です。


4.段差を嫌がる

階段

階段などそれまで普通にのぼっていたちょっとした段差を嫌うようになったら老化のサインです。
筋肉が衰えていたり関節の痛みを感じている場合があります。

犬の場合は後ろ脚から老化がくるようです。
そのため階段など筋肉を使う場所では、後ろ脚に負担がかかるため関節の痛みを感じ、階段を嫌がったり、座り込んでしまうといった行動をおこします。


5.身体的変化や臭い、判断能力の低下

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老化がはじまると、目ヤニや耳垢が増えたり、視力や聴力が低下します。
近づいてもなかなか気づかなかったりするのは、判断能力が低下しているサインです。

また、老犬は歯周病にかかることが多く、その場合は口臭がきつくなったり、歯が抜け落ちてしまうことがあります。

これらの変化が見られたら、歯磨きや、口臭改善と歯周病ケアができるドッグフードにかえてあげたり、乳酸菌がはいったヨーグルトを与えたり、こまめに口の中をチェックしてあげましょう。

乳酸菌の入ったヨーグルトは口の中の菌を退治してくれるので、口臭予防にもなりオススメです。

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老犬になったら気を付けるべきことは、先ほど挙げたポイントのような変化がないかをきちんと飼い主さんが見てあげることです。
ワンちゃんは人間のように自分のヘルスケアを自分自身ですることはできません。

なので、飼い主さんが一番にワンちゃんのことを想って観察・行動してあげることで健康維持につながります。
特に健康診断や定期的な通院、食事の調整、おうちでの環境づくりなど、できることから調整してあげましょう!

まとめ

犬,

いかがでしたでしょうか?

わんちゃんの歳をとる速度はとてもはやい!ということがわかりました。
そのため老化も人間よりはやいため、だいたい8歳ごろから老化の兆候がみえはじめてきます。

その際に飼い主さんのあなたができることは、わんちゃんの健康維持の手助けをすることです。

日々のお散歩コースなど、今までは大丈夫なコースでも、老犬になると辛くなってしまうことがあります。
そういった場合はコースを変えるなどの配慮をしてあげましょう。

そういった日々の配慮の積み重ねが愛犬の寿命をのばし、健康維持につながり一緒にいれる時間がふえるのです。
めぐりあえた一生に一度のいのちですから、大切にしてあげましょう。