犬の種類はどれぐらいの数があるの?画像でみる10のグループ

犬,種類

「犬の種類ってどれぐらいあるの?」

と疑問におもったことはありませんか?

世界中の犬の種類は700〜800の犬種があるといわれていて、
それは存目的や形態・用途によって、おおまかに10のグループに分類されています。

今回は犬の分類や、その特徴を主な犬種とともに紹介していきます!

犬は10グループに分類される

犬,タイプ

10グループ

犬の種類は10個のグループに分類されます。
ジャパンケネルクラブ(JKC)や国際畜犬連盟(FCI)が採用しているグループ分けの仕方です。

余談にはなりますが、国際畜犬連盟に属していないアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどでは、7個のグループ分けをされているのが一般的です。

ですが、今回は日本で一般的に示されているグループ分けを紹介していきます。

グループ別

牧羊犬・牧畜犬(ぼくようけん・ぼくちくけん)
使役犬(しえきけん)
テリア
ダックスフンド
原始的な犬・スピッツ
嗅覚ハウンド
ポインター・セター
グループ以外の鳥猟犬(ちょうりょうけん)
愛玩犬(あいがんけん)
10視覚ハウンド

この分類名を見ただけで、「あの犬はこのグループだな」とわかるものもあれば、「初めて聞く…」というものもありますね。

グループ別の特徴と主な犬種

では、前の項目で紹介したグループの具体的な特徴と代表的な犬種をかんたんに説明していきます。

1.牧羊犬・牧畜犬(ぼくようけん・ぼくちくけん)

犬,コーギー

家畜の群れを誘導・保護する犬が該当します。
有名な犬種としては、ウェルシュ・コーギーシェパードなどの種類がこのグループに属します。

牧場などのイベントで羊と一緒に見たことのある方も多いのではないでしょうか?

家畜の群れをを誘導するだけあって、とても賢い犬種です。

飼い主さんや他の動物の考えていることを先読みして行動することができます。

 

日本でもペットとして馴染みがある犬種ですよね。

2.使役犬(しえきけん)

犬,ドーベルマン

番犬、警護、作業をする犬として分類されます。

有名な犬種としては、ドーベルマン土佐犬ブルドッグなどが属します。

 

体が大きくて力が強いので荷車を引く作業犬や、救助犬、警察犬としても活躍しています。

強くてかっこいい、大きいイメージのある犬がまさにこのグループという感じです

3.テリア

犬,テリア

穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬として分類されます。

有名な犬種としては、ウェルシュ・テリアヨークシャー・テリアなど基本的に小型の犬が属します。

 

性格的には、とても陽気で活発。

とても勇敢で、気性は激しい方です。

 

これは犬種名にテリアとついているのでわかりやすいですね。

4.ダックスフンド

犬,ダックス

地面の穴に住むアナグマや兎用の猟犬として分類されます。

この分類は、ダックスフンドという犬種のみが該当します。

 

もちろん、ダックスフンドの中でも「ミニチュア」や「ロングヘアード」などワンちゃんの種類はさらに細かく分けられます。

胴長短脚の可愛らしい体系ですが、運動神経はとてもよく、脚も早い犬種です。

足が短いのが特徴で、日本でもすごく人気のある犬種です。

5.原始的な犬・スピッツ

犬,ポメラニアン

日本犬を含む、スピッツ系(尖ったという意味をもつ)犬がこのグループに分類されます。

 

有名な犬種としては、秋田犬柴犬ポメラニアンシベリアンハスキーチャウ・チャウなど必ず聞いたことがあるようなメジャーな犬種が多く属します。

 

また、個人的には国を代表するような犬種が多いイメージをもちました。

6.嗅覚ハウンド

犬,ダルメシアン

大きく吠える声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬がこのグループに分類されます。

有名な犬種としては、ダルメシアンビーグルアメリカン・フォックスハウンドなどが挙げられます。

 

嗅覚がとても優れているので、ハンターに獲物を追跡して知らせてくれます。

また、集団でも行動できる犬種なので多頭飼いにも向いています。

 

「嗅覚ハウンド」と聞いただけでは想像しにくいですが、犬種を見るとやはり有名な犬ばかりですね。

7.ポインター・セター

犬,アイリッシュ

獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬として分類されます。

主な犬種としては、アイリッシュ・セターワイマラナーなどです。

比較的おとなしい性格をしています。

 

獲物を見つけるのが得意な犬種で、ハンターに教えてくれます。

知らせ方も2タイプあり、伏せの姿勢で獲物の位置を教えるタイプと、片脚をあげて知らせてくれるタイプに分かれます。

原産地がヨーロッパの犬ばかりなので、私たちにとってはあまり馴染みがないかもしれません。

8.グループ以外の鳥猟犬(ちょうりょうけん

犬,ゴールデンレトリバー

鳥をターゲットにした際にその位置を知らせたり、サポートしてくれる犬たちが含まれます。

有名な犬種としては、ゴールデン・レトリーバーラブラドール・レトリーバーアメリカン・コッカー・スパニエルなどがあります。

 

名前のとおり、撃ち落とした獲物を回収する「フラッシング・ドッグ」

水の中に落ちた獲物を回収する「ウォーター・ドッグ」の2タイプに分かれます。

 

レトリーバーは日本でも非常に飼っている人が多く、頭のいい犬という印象が強いですよね。

9.愛玩犬(あいがんけん)

犬,プードル

こちらは家庭犬、伴侶や愛玩目的の犬として分類されます。

他のグループでも現在では家庭犬として馴染みがあるので、あくまで個人的にですが、どちらかというとあまり特徴がなかった犬種が属すと考えてよいかと思います。

 

有名な犬種としては、シー・ズーチワワパグパピヨンプードルマルチーズなどなど調べれば調べるほど私たちにより近い存在のワンちゃんばかりです。

10.視覚ハウンド

犬,ポルゾイ

優れた視覚と走力で獲物を追跡捕獲する犬が分類されます。

主な犬種としては、ボルゾイディアハウンドウィペットなどがあります。

 

獲物を追いかけ、追い詰める犬種です。

脚が長く、獲物を追いかけ続ける脚力をもっている犬種です。

日本で人気の5犬種とは?

犬,人気

では、日本で人気の犬種は何だと思いますか?

前提として、ワンちゃんの好みはそれぞれすし、犬種は同じでもワンちゃんによって性格も違いますから、データだけでは一概に人気は語れません。

しかし、あえて2019年に人気のある犬種とされている上位の犬種を挙げるなら、次の犬種です!

  • トイ・プードル
  • チワワ
  • 柴犬
  • ミニチュア・ダックスフンド
  • ポメラニアン

また、ここには含みませんが、体重10kg未満のMIX犬が人気なようです。

いかがでしたでしょうか?
普段あまり気にしたことのない犬の種類もこんなにあると知ると驚きですよね!

今後犬を飼いたい人の参考にもなれば幸いです。