子犬がご飯を食べてくれない・・と悩んでいる方の中には
- ご飯を食べてくれないんだけど、対策はないの?
- そもそもどうして子犬はご飯を食べてくれないの?
と思ってる方が多いのではないでしょうか?
私自身も子犬がご飯を食べてくれないことに悩まされ、悩みを抱えた時期がありました。
しかし、ある対策を行ったところ、それまで悩まされていた
「子犬がごはんを食べてくれない問題」を解決することができました。
そこで今回の記事では、わたしが実際に行った効果的なご飯をたべるくれるための対策や、ご飯を食べない原因をご紹介します。
この記事がご飯を食べてくれるきっかけとなれば幸いです。
Contents
子犬がご飯を食べない原因は、わがまま?病気だから?
子犬がご飯を食べないことを改善するには、まず原因を知ることから始めましょう。
結論から言うと、子犬がご飯を食べない原因は、
- わがまま
- フードが食べづらい
- 誤飲誤食
- ストレス
- 体の成長
- 反抗期
- 体調不良
ご飯を食べない理由がいずれかの原因なので、上記の原因を改善させることによって、ごはんをたべてくれるようになります。
では、具体的にどのような対策方法があるのでしょう。
私が実践して効果的だった対策からご紹介します。
わがままになっている場合
子犬がご飯を食べない原因の多くが、この「わがまま」だといわれています。
子犬がわがままになっている原因は、飼い主さんの行動が原因で、子犬がわがままになっている事がほとんどです。
例を挙げると、
- おやつをたくさん与えている
- ご飯代わりに人間の食べ物を与えている
- ドッグフードをころころ変えている
このように甘やかしてしまうと、
- 「ご飯を食べなければおやつがもらえる」
- 「人間のごはんがもらえる」
- 「違うご飯がでてくる」
このように犬は学習してしまいます。
結果的に・・・結果的に、ドッグフードを食べずに我慢していたら、おやつや、人間のご飯、違う食べ物がもらえると勘違いして、さらにドッグフードを食べなくなるのです。
わがままの見極め方
わがままの見極め方として以下のものがあります
- 元気もあるのにごはんは食べない
- ごはんは食べないのにおやつはしっかり食べる
- 元気があって、遊びたがり、ごはんを食べない以外は特に様子が変わらない
このような場合、わがままの可能性が高いです。
わがまま対策は食事を与える時間を徹底的に制限することで改善できる
ドッグフードが自分のご飯なんだと学習させるには、
食事を与える時間を徹底的に制限すること。
おなかが空けば必ずご飯を食べてくれるようになります。
ここで必ず押さえておきたいポイントは、「待っても何も出てこない」ということを覚えてもらうことです。
食べないからと言って、おやつや人間の食べ物などを繰り返しあたえていると、いつまでたっても改善されないばかりか、栄養のないおやつや、人間用に濃い味付けに調整された食べ物は犬の健康のためによくありません。
「肥満、糖尿病、慢性肝不全」などのリスクを高めてしまうので注意が必要です。
そのため、きちんとしたしつけが愛犬の健康維持にもつながるので、
食べれるようにしつけをしていきましょう。
ドッグフードが食べづらい場合
理由の2つ目子犬がドッグフードを食べない理由の2つ目としてあげられるのは、「食べづらい」です。
子犬たちの食事は、ミルクから離乳食に変わり、離乳食から成犬用の食事に変わっていきます。
今まで離乳食だった子犬が、突然大きな粒のドッグフードを与えられた場合、
- ドッグフードの粒が大きくて食べられない
- 粒が固い
- 歯触りが気に入らない
- たべにくい
このように感じてしまうと、食いつきが悪くなっても仕方ないことです。
ドッグフードの切り替えは段階的に少しずつ切り替えていく
フードを切り替える時は、まず新しいフード1割程度をいつものフードに混ぜて与えます。
2日目は2割程度、3日目は3割程度とふやしていき、1週間から10日ぐらいかけて毎日1割程度ずつ新しいフードの量を増やし、いつものフードを減らしていきます。
こうすることで、子犬もストレスなくフードに慣れることができます。
食べづらい場合はフードをふやかしてみる
こうすることで、おやつだと勘違いしてたべてくれる子もいたり、硬いフードに少しずつ慣れてもらうことができます。
誤飲誤食をしてしまった場合
理由の3つ目子犬がドッグフードを食べない理由の3つ目としてあげられるのは、「誤飲誤食」です。
好奇心旺盛な子犬は目にしたものを何でも口に入れる危険性があります。
誤飲誤食をしてしまった場合、小さなものは後日うんちと一緒に排出されることが多いですが、ものによっては内臓を傷つけてしまったり腸に詰まって腸閉塞を引き起こすこともあるので注意が必要です。
誤飲誤食してしまった際に見られる症状として以下のものがあります。
- 食欲不振
- 下痢
- 嘔吐
- 震え
- 痙攣
- 血便
- ヨダレを垂らす
子犬が誤食しやすいもの
- ビニール袋
- ティッシュペーパー
- ダンボール
- ボタン
- ペットシーツ
- 観葉植物
- タバコ
こんなものはまさか飲み込めないだろうと油断していると、比較的大きなものを飲み込んでしまうこともあるので注意が必要です。
誤飲誤食してしまったらすぐ動物病院へ連絡する
もし、誤飲誤食してしまった場合はすぐ動物病院へ連絡して獣医師の指示に指示を仰ぎましょう。
ストレスをかかえている場合
「環境変化によるストレス」が原因。
この理由は、お家に迎えたばかりの子犬によくみられるパターンです。
影に隠れてブルブルしているなどの行動が見られたら要注意です。
他にもこんな場面で、ストレスを感じています。
- 部屋が明るすぎる、うるさすぎる
- 過剰なスキンシップ
- 環境がガラリと変わった
- 苦手な犬や猫が身近にいる
- ドッグフードの匂い・味・質感が気に入らない
- 運動不足
- 不衛生な環境
犬は、人の数倍の高音域が聞こえ、人の1億倍もの嗅覚をもつともいわれています。
そのため、同じ環境に身をおいていてもストレスを感じやすいです。
ストレスを感じている場合は、安心できる環境をつくることで改善できる
子犬を迎え入れたら、なるべく大きな変化を感じさせないよう安心できる空間をつくるように心がけることが大切です。
こちらを見て、遊んでほしそうなとき以外は構いすぎないこと。
また、子犬を引き取った直後はペットショップにいたときと同じ餌を与えることで、安心感をあたえられます。
子犬の成長が落ち着いてきた
理由の5つ目子犬がドッグフードを食べない理由の5つ目としてあげられるのは、
「体の成長」です。
急激に成長する成長期は生後6カ月ぐらいまで。
その時期を過ぎると体が落ち着き、少しずつ大人の体へと変化していくので、
食べ盛りの時期を過ぎた子犬は食への落ち着きを見せるようになります。
すると「前よりも急に食べなくなった」と感じてしまうかもしれませんが、
とくに心配する必要はありません。
成長期が過ぎて、大人の体に変化してきている証拠です。
子犬の成長が落ち着いてきたらご飯の量を調整する
子犬の成長期が過ぎてからは、ご飯の量を少しづつ減らしていきましょう。
この時に子犬用のドッグフードを食べさせている場合は、
おおよそ生後8か月~が成犬用のフードの切り替えタイミングです。
食事回数もそれにあわせ1日に与える回数を調節しなければなりません。
成犬になった場合食事回数は1日2回が目安です。
超小型の品種 | 4kg | 8か月 |
小型の品種 | 5~10kg | 10か月 |
中型の品種 | 11~25kg | 12か月 |
大型の品種 | 26〜44kg | 15か月 |
超大型の品種 | 45kg以上 | 18〜24か月 |
詳しくは次の記事で子犬、成犬のご飯の分量目安、カロリーの計算方法も紹介しています。
愛犬の食事回数はどれぐらい?1日に必要な餌の量(カロリー)の計算方法反抗期を迎えている
「反抗期」です。
犬の反抗期は、人間の幼少期に見られる「イヤイヤ期」のような行動をとることがあります。
食事をとらなかったり、飼い主の言うことを聞かなくなったりし、飼い主さんをたくさん困らせてしまいます。
犬種や個体差によってかなりバラつきはあるので、すべての犬が当てはまる若ではありませんが、おおよそ生後生後6ヶ月頃~1歳の間に多いといわれています。
犬の反抗期には毅然とした態度で
犬の反抗期には甘やかさないことが大事です。
甘やかしてしまうと、犬との上下関係が逆転してしまうことに繋がります。
ご飯を食べないからといって、おやつを与えると「食べなければおやつがもらえる」と学習してしまい、ますますご飯をたべてくれなくなります。
体調不良の場合
病気になると食べ物のにおいを嗅ぐ機能が衰え、食べ物を判別できなくなり、食欲不振が起こる場合があります。
また以下のような症状がある場合、何かしらの不調を抱えている可能性があるので注意しましょう。
- 体調不良の症状一例
- 嘔吐
- 下痢
- 体が震えている
- 息が荒い目が充血している
- 元気がない
- 鼻水が大量にでている
- ぐったりしている
体調不良がある場合は速やかに動物病院へ行って獣医師に診てもらう
体に変化がない場合でも、2~3日ご飯を食べない場合が続いた場合、
速やかに動物病院に連れて行って獣医師に相談しましょう。
3カ月未満の子犬は低血糖に要注意
特にチワワなどの小型犬は特に注意しなければなりません。
簡単にいうと、激しいエネルギー不足。
まだ体が完全に出来上がっていない、3カ月未満の未熟な子犬は、数時間~1日何も食べない状態が続くと、すぐ低血糖症を起こす危険性があります。
- ぐったりしている
- 元気がない
- ふらふらしている
- 動かない
- 食欲消失
- 全身性の痙攣発作
- 昏睡
- 呼びかけに反応しない
こうなってしまうと非常に危険です。
数分で死に至る場合もあるので、一刻も早く対処する必要があります。
一刻を争う場合は、自宅でできる緊急処置がある
低血糖症が疑われるような場合には、必ず病院へ連れていく必要がありますが、その前に自宅でできる緊急処置があります。
この方法はあくまでも緊急の処置です。
シロップなどの糖分はすぐに消費されてしまうので、またすぐ低血糖に陥ってしまう危険性があります。
元気がでても動物病院に連れて行き、獣医師に診てもらいましょう。
まとめ
「わがまま」「フードが食べづらい」「誤飲誤食」「ストレス」「体の成長」「反抗期」「体調不良」といった理由があります。
なお、2~3日ご飯を口にしない場合は体に変化がなくてもすぐ動物病院に連れていき獣医師に診てもらいましょう。
緊急の応急処置の仕方もぜひ覚えておきましょう。