犬の成長には、栄養バランスのとれる食事が欠かせません。
特に子犬の頃に摂る栄養は、その後の成長に大きく影響を与えることが考えられます。
「ペットショップで適当に売られているものを与えている」や、「すべて手作りのドッグフードを与えている」とさまざまな人がいるでしょう。
この記事では、
- 生後2~1歳頃までの子犬におすすめのドッグフードの選び方
- おすすめのドッグフード
についてご説明します。
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子犬におすすめのドッグフードの選び方
はじめて犬を飼う人であれば、どんなドッグフードを子犬に与えたら良いかわかりません。
ほとんどの人は、ペットショップやブリーダーにおすすめされたものを与えているでしょう。
しかし、子犬のこれからのことを考え、本当に良いドッグフードを選んでみてはいかがでしょうか。
そこで、子犬に与える際に注意したいドッグフードの選び方についてご紹介します。
原材料に肉が多く含まれているか
犬は本来、肉食動物です。
そのため、毎日の食事では肉を中心に食べなければ、健康を維持することは難しいといえます。
ドッグフードを選ぶ際に大切なことは、原材料をチェックし、牛肉や豚肉、鶏肉などの肉類が先頭に記載されているかということです。
しかし、安価なドッグフードでは原価を安く抑えなければならないため、肉を多く使用することができません。
おそらく安価なドッグフードは、トウモロコシなどの穀物類を多く使用していることでしょう。
また、原材料の先頭に肉が記載されているドッグフードでも、よく見ると穀物類の「トウモロコシ」や「コーングルテン」などを分けて記載している場合があります。
そうすることで、穀物類が原材料の先頭に記載されるのを避けているのです。
そのため、ドッグフードの原材料をチェックするときには、先頭だけを見るのではなく、しっかりと詳細を見ることをおすすめします。
また、ドッグフードの成分表をチェックし、粗タンパク質が25%以上のものを選ぶとなお良いといえるでしょう。
栄養価が高く、バランスよく含まれているか
生後1歳までの子犬は、人間の赤ちゃんに比べ、数倍の早さで成長していきます。
筋肉や骨・内臓、消化機能や免疫機能に至るまで、さまざまな部分がかなりのスピードで成長するでしょう。
この子犬が1歳になるまでの間は、特に大切な時期です。
成長しなければいけない時期に、満足に栄養を与えられていないと、子犬の成長を妨げてしまう可能性があります。
そうならないためにも、特に子犬の頃は栄養価が高く、バランスのとれたドッグフードを与えることが必要です。
たんぱく質と脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5大栄養素が多く含まれたドッグフードを選ぶとよいでしょう。
動物性油脂が含まれているか
油脂には、動物性と植物性の2種類があります。
そして、子犬に与えるドッグフードには動物性油脂が含まれているものが望ましいといえるでしょう。
なぜなら、植物性油脂は酸化しやすいため、ドッグフードに酸化防止剤などの添加物が多く含まれている可能性があるからです。
これに関しても、ドッグフードの原材料をチェックすると、良質なドッグフードには動物性油脂が何の動物由来のものであるかが記載されています。
安価なドッグフードには、「動物性油脂」、「植物性油脂」としか記載がされておらず、何の動物由来であるかが記載されていません。
ドッグフードの原材料をチェックする際には、「魚脂」や「鶏脂」などと、しっかりと何の動物由来であるか記載されているものを選びましょう。
「4Dミート」が使用されていないか
子犬を含めて、愛犬に絶対に与えたくないものが、「4Dミート」を使用したドッグフードです。
おそらくほとんどの人が聞いたことのない言葉でしょう。
簡単にいうと4Dミートとは、人間の食べない肉を使用したもののことをいいます。
それぞれ、
- DEAD(死亡した動物の肉)
- DISEASED(病気だった動物の肉)
- DYING(死にかけだった動物の肉)
- DISABLED(障害のあった動物の肉)
もちろん私たち人間が食べるものには4Dミートは使用されません。
4Dミートは、安価なドッグフードなどに使用されている可能性があります。
安価なドッグフードには、必ず理由があることを覚えておきましょう。
無駄な添加物が含まれていないか
先述したとおり、植物性油脂が含まれているドッグフードには、酸化防止剤などが含まれている場合があります。
特にエトキシキン、BHA、BHTなどの酸化防止剤は、強い抗酸化作用がありますが、摂取しすぎることにより犬が皮膚炎やガンなどを発症してしまう可能性が考えられます。
ほかにも、犬が食べるにはまったく関係がない、美味しそうに見せるためだけの着色料なども、無駄な添加剤といえるでしょう。
すべてが悪質な添加物ではない
上記で添加物は悪のような言い方をしてしまいましたが、すべての添加物が悪質であるかというと、そうではありません。
犬の身体の成長を助けることが期待できる添加物や、素材をより引き立たせてくれる添加物もあります。
具体的には、ビタミンやミネラルなどの添加物は、犬にとって良質であると考えられています。
ほかにも、ミックストコフェロール・ビタミンC・ビタミンE・ローズマリー抽出物・緑茶抽出物などの天然型の酸化防止剤には、犬の身体に有害になることは認められていないため、これらの添加物が入っていても問題はないといえるでしょう。
ドッグフードに限っては「国産は安心」ではない?
一般的に「国産原料を使用している」と聞くと、それなら安心と考えるでしょう。
しかし、ドッグフードに限っては、国産だから必ずしも安心というわけではありません。
なぜなら、ドッグフードは人間の食品ではないため、添加物を詳しく表示する義務がないからです。
ペットに関しては後進国とも呼べる日本では、ドッグフードは「雑貨」に分類されてしまいます。
そのため、人間の食品よりも規制が緩いのです。
そういったことからも、ドッグフードは「国産だから安心!」というわけではないことがわかるでしょう。
ドッグフードはペット先進国のものがおすすめ?
一般的にアメリカやカナダ、イギリスやヨーロッパなどはペット先進国と呼ばれています。
それらの国では、犬は家族同然の存在であるため、ドッグフードにも厳しい基準が設けられています。
そのため、ペット先進国で製造されたドッグフードには、添加物を含めたすべての原材料を表示しなければなりません。
必然的に、ドッグフードの原材料のチェックも厳しくなるということです。
こういったことからも、ペット先進国と呼ばれる国で製造されたドッグフードを選ぶほうが、犬にとって安心かもしれないということがわかります。
与え続けることができる価格であるか
愛犬にいつまでも健康でいてもらうためにも、子犬の頃は良質なドッグフードを与えたいという飼い主は多くいるでしょう。
もちろん良質なドッグフードを与え続けるのは、犬の健康に良い影響をもたらすでしょう。
しかし、犬のことを考えすぎるあまり、家計が苦しくなることは避けたいものです。
同じドッグフードを与え続けないほうがよい?
犬に与えるドッグフードは、なるべく3種類程度でローテーションをしたほうがよいと考えられています。
これをフードローテーションと呼びます。
さまざまなドッグフードを与えることで、犬の身体を作るたんぱく源を、さまざまな食材で摂取できるというメリットがあるのです。
また、食物アレルギーを回避できたり、犬のお気に入りのドッグフードを見つけることができる点もメリットのひとつです。
ほかにも、与え続けているドッグフードが突然終売になり手に入らなくなったときのためにも、最低2種類程度のドッグフードでローテーションをすることをおすすめします。
ドッグフードを与えるときには水を足したほうがよい?
子犬の成長には、先述したとおりたんぱく質や脂質などの5大栄養素と、水が欠かせません。
しかし子犬は飼い主の考えているとおりに水を飲んでくれるかといえば、そうではないでしょう。
そのため、効率よく子犬に水分を摂らせるために、ドライタイプのドッグフードを与えるときには、水を少し足して与えてあげることをおすすめします。
そうすることで十分な水分を摂取することができ、さらにはドッグフードがふやけて柔らかくなるため、消化もしやすくなることが期待できるでしょう。
子犬におすすめのドッグフード9選
それでは本題でもある、子犬におすすめのドッグフードをご紹介しましょう。
ほとんどのドッグフードが、上記でご説明したことをクリアしています。
もちろん、プレミアムドッグフードと呼ばれるものはそれなりの価格にはなるでしょう。
しかし、それ相応の価値があることもたしかです。
それでは、それぞれ商品の特徴や価格について解説します。
子犬におすすめのドッグフード
モグワンドッグフード
・「ヒューマングレード」の原材料を使用 ・厳選した野菜とフルーツがたっぷり ・動物性たんぱく質50%以上! ・余計な添加物は不使用
評価 通常価格 3,960円/1.8kg 定期購入 今だけ最大20%OFF モグワンドッグフードは、さまざまな飼い主が考える「毎日手作りご飯を作ってあげたいけど…」という想いを形にしたドッグフードです。 飼い主が愛犬のためを考えて、スーパーで食材を選ぶのと同様に、モグワンドッグフードはヒューマングレードの肉、魚、野菜を使用しています。 さらには穀物を一切使用しない、グレインフリーを実現し、新鮮なチキン生肉と生サーモンをふんだんに使用しているため、動物性たんぱく質の割合は50%と高水準。 シンプルなレシピであるため、愛犬にご褒美でドッグフードにトッピングをすることも可能です。
チャンピオンペットフーズ Orijen(オリジン)パピー
・動物性たんぱく質がなんと80%以上! ・不要な添加物は不使用 ・価格は高め
評価 通常価格 1,300円/340g 6,000円/2kg 14,500円/5.9kg 21,000円/11.3kg チャンプオンペットフーズは、数々の受賞歴を誇るペットフーズメーカーです。 その中でも人気のシリーズであるOrijen(オリジン)は、地元の新鮮な原材料にこだわり、なんと動物性たんぱく質を80%以上も使用しています。 残りの20%には新鮮な野菜やフルーツを使用し、余計な添加物を加えることはありません。 また、ドッグフードには新鮮な肉、内臓、骨、軟骨などを適切な比率で配合をしており、これはホールプレイ製法と呼ばれています。 このホールプレイ製法により、自然界で生きていたころの犬の食事を再現することに成功しているのです。
ソルビダ(SOLVIDA) 室内飼育子犬用(インドアパピー)
ソルビダ グレインフリーチキン 室内飼育子犬用は、オーガニック素材にとことんこだわったドッグフードです。 オーガニックチキンを贅沢に使用し、野菜や玄米に至るまでほとんどの原料でオーガニック素材を使用しています。 オーガニックの基準は厳しいですが、ソルビダ グレインフリーチキン 室内飼育子犬用は、農薬、化学肥料を過去3年間使用していない畑で栽培された原料を使用するなどのUSDA(米国農務省)の基準をクリアしています。 子犬の発育に大切な時期に、身体に良いものを与えたいと考えている人におすすめです。
子犬におすすめのドッグフード
ブッチ ブラック・レーベル
・生肉とほぼ同等の栄養成分と水分含有量を実現 ・環境規制が世界一厳しいとされるニュージーランド産の原材料を使用 ・自然本来の栄養素を活かした安心・安全なドッグフード ・消化しやすいウェットフード
評価 通常価格 1,430円/800g 2,860円/2kg 3,000円/トライアルset 定期購入 定期コースの場合10%OFF ブッチ ブラック・レーベルの一番の特徴は、肉食動物にとって理想的な水分含有量を実現しているという点です。 一般的なドライタイプのドッグフードの水分含有量が約10%に対し、ブッチ ブラック・レーベルの水分含有量は約70%と、このドッグフードを与えるだけでもかなりの水分を摂取することが可能でしょう。 この約70%の水分含有量は、子犬のころはまだ未発達の消化器官の助けにもなることが期待できます。 また、100℃未満の低温で15分以内に全体を加熱後、すぐにパッケージ包装しているため、栄養価が損なわれにくいという点もひとつの特徴です。 ただし、ウェットフードは長時間与えることは難しいため、ドッグフードを開封後に出しっぱなしにすることはできません。
ニュートロジャパン シュプレモ
・子犬に最適な栄養バランス ・消化の苦手な子犬に適した、ふやけやすい小粒タイプ ・細長い形で子犬も食べやすい ・さまざまな食材をバランスよく丸ごと配合
評価 通常価格 1,570円/1kg 6,980円/6kg 13,800円/13.5kg ニュートロジャパンのシュプレモは、原料に厳しい品質基準を設け、厳選した素材を使用しています。 ほかにも一般的に食用とされない部位やコーン、小麦などは原材料として使用せず、栄養価の高い全粒穀物を使用しています。 健康を維持するためにトマトやケース、ブルーベリー、リンゴなどを組み合わせ、総合的に栄養を摂取することが可能です。 また、高い栄養価を誇るドッグフードの中では比較的安価な点も特徴のひとつです。
ナチュロル
・55%の生肉を使用 ・グレイン&グルテンフリー ・世界初の安定・持続型ビタミンCを配合 ・厳選した良質な原材料を使用 ・国産原料を使用
評価 通常価格 6,000円/1.7kg(850g×2) 初回お試し 30g100円、2回目以降17%OFF、まとめ買いで最大30%OFF ナチュロルは、ペット栄養管理士と共同開発をしたドッグフードです。 生肉を55%使用しており、牛・鶏・馬・魚の生肉をバランスよく配合されていることが特徴です。 そのため、さまざまな動物のたんぱく質を摂取できるます。 まさに総合栄養食といえるでしょう。 ただし、犬にそれらの食材のアレルギーがないかを事前にチェックしておいたほうがよいかもしれません。 ほかに注意点としては、100gあたり約400gのカロリーと高カロリーなため、小食の犬であれば栄養をカロリーを効率よく摂取できるためおすすめできますが、食欲旺盛な犬は肥満に気を付けなければならないという点です。
子犬におすすめのドッグフード
アーテミス フレッシュミックス スモールブリードパピー <小粒タイプ>
・「ヒューマングレード」の原材料を使用 ・複数の動物性たんぱく質をバランスよく配合 ・余計な添加物は不使用 ・栄養成分の吸収効率をあげる独自の製法
評価 通常価格 2,175円/1kg 4,646円/3kg 8,144円/6.8kg チキンやターキー、ダックにサーモンと、さまざまな動物性たんぱく質を原材料に使用しているため、バランスよく栄養を摂取することが可能です。 すべての原材料にヒューマングレードの素材を使用しているため、犬にとって無駄な添加物が配合されていないことも特徴です。 さまざまな動物性たんぱく質を加えているのは、20種類以上のアミノ酸を摂取できるようにと、犬のことを第一に考えていることがわかります。
このこのごはん
・小型犬に特化して開発されたドッグフード ・涙やけが多い犬におすすめ ・体臭や被毛のにおいが気になる犬にも ・国産原料を使用
評価 通常価格 3,500円/1kg 定期購入 定期コースで2,980円/1kg このこのごはんは、小型犬のことを考えて作られた、小型犬特化型のドッグフードです。 ヒューマングレードの原材料を使用し、ドッグフードにオイルコーティングもされていません。 さらには酸化防止剤や保存料、人口添加物も使用されていない点も嬉しいポイントです。 小型犬を飼っている人は、においや毛並み、涙やけに悩んでいることが多いでしょう。 このこのごはんはそれらの悩みを解消するために、自然素材を多く使用し、悩みの原因となるものを体内から解消することが期待できるドッグフードなのです。
カナガンドッグフード
・子犬が食べやすい小粒タイプ ・FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しい基準を満たす工場で製造 ・50%以上のチキンを使用 ・消化に優しいグレインフリー
評価 通常価格 3,960円/2kg 定期購入 定期コースで3,564円/2kg イギリスで80%以上のリピート率を誇るカナガンドッグフード。 専門家の分析のもと、「犬が本当に求めている栄養素はなにか」を追求したドッグフードです。 チキンを50%以上配合し、さらに野菜や植物をバランスよく加えることで、ヘルシーかつ栄養価の高いドッグフードになっています。 また、ドッグフードを成長過程の中で変更していくことは当たり前のことですが、少なからず犬のストレスとなる可能性があります。 しかし、カナガンドッグフードはオールステージ対応のため、成犬になっても与え続けることが可能という点もポイントです。 消化をより楽にさせてあげたいと考える人には、ウェットタイプのフードを選ぶとよいでしょう。
いかがだったでしょうか?
ここで紹介したドッグフードはどれも安全性が高く安心して愛犬に与えられるものばかりです。
しかし、当サイトではさらに上位3位まで厳選したランキングをつけましたので発表したいと思います!
愛犬に合うドッグフード選びの参考になれたら幸いです。
発表!”子犬用ドッグフード”TOP3!
・原材料の50%がチキンなどの動物性原料
・グレインフリー(穀物不使用)
・人工添加物・着色料・香料不使用
・栄養バランスがパーフェクト
・カロリー控えめ
・オメガ3がAAFCO基準の10倍
・対応年齢 全年齢OK
迷ったらとにかくこれを選べば間違いありません。

数々の受賞歴を誇るフードオリジンはバラエティに富んだ新鮮肉とたんぱく質が豊富に含まれた栄養を得られるように工夫されたフードなので、満足感と健康、そしてたくましさを維持する手助けをしてくれます。
オーガニック食材から作られるグレインフリードッグフードは、安心安全美味しく食いつきのいいドッグフード。
食物アレルギーを心配されているワンちゃんにも安心して与えていただけます。
まとめ
子犬の成長には、適度な運動はもちろんですが、良質なドッグフードを与えることが大切です。
特に成長の早い子犬の頃に粗悪なドッグフードを与えてしまうと、その後の体調にも変化が現れるかもしれません。
そうならないためにも、日頃から子犬の成長のことを考え、「子犬が成長する上で本当によいドッグフードはなにか」を意識してドッグフードを選ぶ必要があるでしょう。
安価なドッグフードには、必ず理由があります。
もちろん価格面で妥協をしなければならないこともあるでしょう。
しかし、ある程度安価でありながらも良質なドッグフードはたくさんあります。
家計のことも考えながら、いま愛犬に与えることができる最適なドッグフードななにかを考えてみてはいかがでしょうか。