ペットショップから迎えたばかりの子犬が子犬が、餌を食べないと悩んでいませんか?
ペットショップで販売されている子犬は生後56日(8週齢)を経過していなければ展示や販売ができません。
そのため、飼い主さんの手元にいる子犬は、一番早くても生後2カ月ぐらいということになります。
そこで今回は生後2ヶ月齢の子犬に焦点をあてて、餌を食べない原因と、すぐに出来る対策についてみていきましょう。
Contents
子犬が餌を食べないときにチェックする項目
- フードはふやかして与えてますか?
- 子犬が好むような犬用ミルクや、ヤギミルクなどを混ぜてあげたりしていますか?
- 食事の際、食べてくれるかと気になって、ついつい家族総出でじーっと見つめてしまってたりしませんか?
- おうちの中に、子犬が落ち着いて身を休ませられるスペースは有りますか?
上記1つでも心当たりがあるまたは該当する場合、子犬が餌を食べない原因になっている可能性があります。
それではそれぞれの原因と対処方を細かく解説していきます。
フードはふやかして与えてますか?
生後3~8週間は離乳期なので、今までのメインフードはふやかしたご飯だったはずです。
そのため、ペットショップから迎え入れた後すぐにカリカリの硬いドッグフードを与えた場合、食べ慣れていない子犬は、食べづらく感じ途端に食いつきが悪くなることがあります。
また、フードの内容が変わったことへのストレスで食いつきが悪くなることもあるので注意しましょう。
できれば、ペットショップやブリーダーさんの元から迎えた子犬の場合には、引き続き同じ餌を使うのが理想的です。
対処法:子犬がご飯を食べない場合は、フードをふやかして与えてみる

また、ふやかしたフードに犬用ミルクやヤギミルク、肉や魚を粉末状にした、ふりかけをトッピングをしてあげると良い香りが加わって食いつきが良くなることがあります。
フードのふやかし方
食事の際、食べてくれるかと気になって、
じーっと見つめてしまってたりしませんか?
家に迎え入れたばかりの子犬は、まだ馴染めない環境で緊張している子もいます。
神経質な子、怖がりな子ですと、馴染むまで中々食べないかも知れません。
また、あまりにじーーっと監視されてると、緊張して食べたがらない子もいます。
最初のうちは、〝そっと見守る〟姿勢で様子をみましょう。
対処法:構い過ぎないこと
迎え入れたばかりの頃は構い過ぎないことが大切です。
頻繁に撫で回され、聞き慣れない声で話しかけられ続けたら、子犬も疲れてしまいます。
こちらを見て、遊んでほしそうなとき以外は構いすぎないようにしましょう。
子犬が自ら心を開き始めるまでそっと見守り、子犬のペースを尊重してあげることで、余計なストレスを与えずにすみます。
家の中に子犬が落ち着いて身を休ませられるスペースはありますか?
子犬はちょっとした変化にも過敏に反応し、ストレスを感じで食欲をなくしてしまいがちです。
初めて家に迎え入れたときは、新しい環境になじめず体調を崩してしまう子います。
例として、このような場面で子犬はストレスを感じてるので注意しましょう。
- 部屋が明るすぎる、うるさすぎる
- 環境がガラリと変わった
- 苦手な犬や猫が身近にいる
- 不衛生な環境
もし子犬が食欲がない場合は、かなりストレスを感じている可能性があります。
ストレスは食欲不振だけではなく、嘔吐や下痢、破壊行動、吠え癖、噛み癖なども引き起こしやすくなる恐れがあります。
対処法:ストレスの原因を改善する
静かで落ち着ける安心できる空間をつくるようにしましょう。
サークルの半分だけでも上から布などで目隠ししてあげて、ご飯を食べる時はそこに置いてあげて、暫く人間が干渉しないよう、そっとしてみて下さい。
小さなお子さんがいる場合は、しばらくの間は子犬のサークルを離してあげるのが理想的です。
あまりにもふらふらしていたら要注意
ふらふらしている子犬に多く見られるのが、低血糖症という病気です。
簡単にいうと、激しいエネルギー不足。
油断していると子犬はすぐ低血糖症に陥ってしまうので注意が必要です。
まだ体が完全に出来上がっていない、3カ月未満の未熟な子犬は、数時間~1日何も食べない状態が続くと、すぐ低血糖症を起こす危険性があります。
- ぐったりしている
- 元気がない
- ふらふらしている
- 動かない
- 食欲消失
- 全身性の痙攣発作
- 昏睡
- 呼びかけに反応しない
こうなってしまうと非常に危険です。
数分で死に至る場合もあるので、一刻も早く対処する必要があります。
一刻を争う場合は、自宅でできる緊急処置がある
低血糖症が疑われるような場合には、必ず病院へ連れていく必要がありますが、その前に自宅でできる緊急処置があります。
この方法はあくまでも緊急の処置です。
シロップなどの糖分はすぐに消費されてしまうので、またすぐ低血糖に陥ってしまう危険性があります。
元気がでても動物病院に連れて行き、獣医師に診てもらいましょう。
まとめ
- フードはふやかして与えてみましょう
- 子犬が好むようなミルクをまぜていみる
- おうちの中に、子犬が安心して落ち着いて身を休ませられるスペースをつくる
これを実践することで、子犬はご飯を食べてくれるようになるはずです。
これでもたべてくれない場合は病気の可能性もあるので、病気の可能性を疑いましょう。
その際は、すみやかに動物病院に連れて行き、獣医師の指示を仰ぎましょう。